痛みと成長:ピアス挑戦記

simapen9

「書く習慣」チャレンジの3回目のお題は、「今一番やりたいこと」

正確にいうと、もうやってしまったから、「やりたかったこと」ことなんだけれど、

でも、以前は一番やりたかった事だったので、その事について綴ろうと思う。

それは耳の軟骨にピアスを開ける事。

何年間も悩んでいたが、2025年になってから、思い切って病院で開けてきた。

耳たぶには既に7つ穴がある。

耳の軟骨部分は、耳たぶに開けるよりも痛いと友人に聞いたので、少し躊躇していた。

でも、耳の縁に開けると、色々なピアスが楽しめて、可愛いなぁと思っていて、

開けようかな、やっぱりやめようかなと、長年悩んでいた。

大人になってからは、ちゃんと皮膚科でピアス穴を開けてもらっている。

追加料金を支払えば、局所麻酔ができると勧められたが、

どれぐらい痛いのか、耳たぶの時と比べてみたかったので、麻酔なしで開けてもらう事にした。

消毒を済ませて、希望した場所に軟骨用のピアッサー14Gで、バチンっと開けてもらう。

確かに、開けるのに少し力がいる為、痛みはあるけれど思っていたよりは痛みは無かった。

むしろ、消毒用のジェルを塗って、ピアスの位置を前後にずらす作業の方が痛みは強かった。

「なんだ、大したことないじゃん」って思っていたが、これはほんの序の口だった。

両耳に1つずつ軟骨に開けてもらったのだが、

10日程経過した頃から、

徐々に開けた周囲がパンパンに、耳介のひだが無くなるほどに腫れてきた。

そして、痛みもMAX。

何もしなくてもジンジン痛む。

毎日の消毒時も激痛。

就寝時はあまりの痛みで、耳に触れるような体制にはなれず、真っ直ぐ上を向いて微動だにせず、寝ていた。

この状態が1週間以上続き、いつになったら痛みが退くのかと毎日Googleで検索したりしていた。

真っ直ぐに寝ていた弊害で、背中にも痛みが出始める。

そういえば、看護師の方から、

両耳に開けたら寝る時困らない?と聞かれたけれど、

こんなに痛いと思わなかったから、「大丈夫です」と回答した。

あの時、素直に片方ずつにすれば良かったと、どんだけ悔やんだことか。

今後は、片耳ずつ開けるようにしようと誓った。

やっと腫れが退いた頃、順調にこれでピアスホールが形成されると思っていたのだが、

今現在も、動かせばじんわり痛いし、血も滲んでいる。

もう開けてから4ヶ月程経過するのに。

やっぱり、年齢のせいかもしれない。傷や内出血の治りが遅い。

1年前の自転車で転倒した時の傷もまだ治っていない。

軟骨に穴を開けるのだから、ある意味骨折みたいなものだもの、そりゃー治らんか…と納得した。

この痛みは忘れる事は無いと思うけれど、

またピアスホール増やしたいと思い始めるときが来るんだろう。

ピアスは自傷行為の一種という記事を見たことがある。

ファッションとして、私は開けているつもりだけれども、

開けることで安心する気持ちや、生きている実感が得られるような、

上手く言えないのだが、ピアスって頑張っている自分の証のような感覚がある。

痛みに耐えて乗り越えるように、現実世界でも乗り越えたい壁にぶち当たって、

なんとかもがいて乗り越えようとする自分への勲章みたいなモノかもしれない。

ABOUT ME
しまぺん
しまぺん
会社員/ブロガー
うつ病を患いながら、会社員をしています。 趣味は、読書、美術館巡り、邦楽ロックのライブ参戦、アニメを見ること。 なによりも食べることが大好きです。
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