『運動脳』を読んでみた
simapen9 しまぺんブログ
今回は心療内科医の鈴木裕介先生の著書「がんばることをやめられない」を読んだ感想について綴っていきたいと思います。
まさに題名のように、頑張りたいわけじゃないんだけど、私から頑張る事を取ったら、何も価値が無くなる気がして、だから頑張る事をやめられないと思っていました。
程よくちからを抜くという、抜き加減が分からないのです。
だから、常に精一杯頑張ってしまって、エネルギー切れを起こすというパターンの繰り返し。
このコントロールできない感情というのはトラウマが関係していると説明されている。
過去の苦しい状況を乗り越える策として「頑張る」という対応していて、それで今までかいくぐってきたため、その頑張る自分というのは、本当の自分を守ってくれたもう一人の私という認識。
もう一人の自分をパーツと呼び、パーツは自分の一部であって、否定すべき存在ではないとのこと。
母親の死も私にとってはトラウマであって、時間が経っても小さくならない。
なんでもう10年以上も経っているのに、悲しみは消えないのだろうと、自分はおかしいのではないかと思っていたが、この本を読んで、それはトラウマの反応と書いてあったので安心した。
自分を守るための対応だったのだと。
そんなめんどくさい自分も全部含めて自分なんだと認めてあげることが、今後できるようになれば良いと思った。