『だめなら逃げてみる』を読んでみた

今回は小池一夫さんの『だめなら逃げてみる 自分を休める225の言葉』についての感想について書いていこうと思います。
何か壁にぶち当たると、なにが何でもその壁を壊そうとするタイプの人間で頑張ってしまいます。でもその壁を少し遠くから見たら、壁の横に別の道があったりして、必ずしもその壁壊す必要はない事もあるのですが、視野がせまくなって気付けない事が多いです。そんな自分への問いかけとしてこの本の題名が刺さりました。
自分で自分を間違えない
ほんと、取り返しがつかないぐらい体と心を壊した時に、
休みをとることを悪く言った人たちは
責任なんかとってくれないよ。
その人にとっては甘えに見えても
自分にとってはギリギリってよくあること。
自分の心の強さと弱さは、
自分でさえも間違う
「自分は自分で守れ」
うつ病で体調が悪い時、同僚は薄々体調の悪さに気づいているけれど、自分の仕事で精一杯で誰も助けてくれない。たとえ私が倒れるような事があったとしても、会社も責任はとってくれないのだから、自分自身で守っていかないといけないんだと強く思いました。
どん底
今「これ以上、悪いことが起こりませんように」と願える人は、実は大丈夫。
今が、どん底だから。
あとは、上がるしかないから。
うつ病と診断を受けた時、気づいてはいたけれど、実際にはっきりと言われるとやっぱりショックでした。病気と受け入れてこれからの事を前向きに考えられなかったから、根拠が無くても大丈夫と言われるととても安心できただろうなぁと当時の事を思い出した。
ペース配分を間違えない
人生いつまで頑張り続けなくてはいけないのか?
しんどいなぁと思いながら生きている人は」多いと思いますが、
その答えは「死ぬまで」です。
死ぬまで頑張り続けなくてはいけないのです。
だからこそ、生きるためのペース配分が必要なのです。
手を抜くところや、休む時を間違えると死ぬまで頑張れません。
こうやって『死ぬまで頑張り続けなくてはいけない』と、はっきり言い切るのも凄いと思う。日々、まだ頑張らなければならないのか、もう疲れたとよく愚痴を言ってしまう。そんな時、きっと休みが必要とは分かっていても、焦りや罪悪感が出てきて上手く休めない。だから、今休むのも頑張る為なんだと自分に言い聞かせるようにしている。
この他にも沢山心に刺さる詩や文章がありました。どれも短いので、活字が苦手な方や、まだ体調が悪く長い文章は読めない方にも読みやすいのではないかと思います。よかったら、手にとって見てください。