『フジコ・ヘミング&札幌交響楽団』を聴きに行ってきた

小学生の頃から大学生まで趣味としてピアノを習っていました。ピアノのレッスンは止めてしまいましたが、ピアノは大好きなので大人になってもピアノのコンサートに行っています。
初めてのフジコ・ヘミングコンサート
以前から興味があったフジコ・ヘミングさんが札幌交響楽団とのコンサートがあったので行ってきました。(公演日2023年5月16日)全席完売でした。
早めに予約したので前の列で鑑賞することができ、フジコさんの指使いを目にすることができて感激です。
フジコさんは90歳を迎え、歩行器を使い、付き添いの方の補助を受けながら、ピアノの所まで歩くのもやっとな感じでしたが、椅子に座り演奏が始まると、さっきまでのヨロヨロとした感じが吹っ飛んでいって、どこからそんな力が湧いてくるのだろうと思うほど、しっかりとした強い力で鍵盤を弾いていました。
演奏の力強さ・繊細さに感動
手首にもサポーターをしていて、痛みがあるのだろうと思われます。その痛みが吹っ飛んでしまうのか、一音一音が強く際立った音で、メロディーが際立って聞こえてきまして。途中、ミスタッチ等はありますが、年齢を考えると信じられないぐらいの演奏でした。きっと今までのフジコさんの波乱万丈の人生があるからこそ、深い表現力で演奏出来るのではないかと思いました。
演奏演目の変更
予定していた演目は以下のようでしたが、
- モーツアルトのピアノ協奏曲第21番ハ長調(第2楽章)
- ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」(第2楽章)
- ショパンのピアノ協奏曲第1番(第2楽章)
- リストのハンガリー狂詩曲第2番
- ドビュッシーの月の光
- リストのラ・カンパネラ
- ドヴォルザークの交響曲第8番
演奏曲目が変更になると数日前に発表になり、
- モーツアルトのピアノ協奏曲第21番ハ長調(全楽章)
- リストのラ・カンパネラ
- ドヴォルザークの交響曲第8番
となりました。
やはり体調や体力面から地方公演で移動もありますし、難しかったのかなぁと思いました。
それでも、フジコさんはアンコールでショパンのノクターンを弾いてくださり、札幌交響楽団はメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」より第3楽章を演奏してくれました。
次回は是非ソロコンサートへ
本当に素晴らしい夜でした。またフジコさんのコンサートへ行ってみたいと思いますが、元々耳も悪いので年齢を考えると地方公演はもう難しいのかもと思ったりもします。






