本のこと

『働く人のためのメンタルヘルス術』を読んでみた

simapen9

今回は、尾林誉史さんの『働く人のためのメンタルヘルス術』を読んだ感想です。

尾林誉史さんのプロフィール

この著者は、当時働いていた会社では営業職をしていました。社内で頻発するメンタル問題を目の当たりにして、産業医の対応があまりにも酷く、この状況は改善していかなくてはいけないと思い、医師を目指す為に退職して弘前大学医学部に編入。そして本当に医師となり、産業医になったという経歴の方です。

改善すべきことがあっても、行動に移す事は困難で、それを実行するだけでも大変な事なのに、簡単ではない医師という国家資格まで取得しています。その強い意思や執念はどこから来ているのだろうと思いました。

Q&A形式で読みたい所を探し易い

この本はQ&A方式で書かれている為、自分に必要な部分だけを読むことが出来るようになっています。メンタル疾患を持っている方や家族、もしくは周りにメンタル疾患を持っている方がいて、どのように対応したらよいか分からない方に向けて、初期症状や薬などの治療方法、周囲の対応方法など一つ一つ分かりやすく説明されているので、とても読みやすかったです。

自分自身を守るためにも必要なメンタルヘルス

既に病気の方以外にも、病気にならない為にも気をつけるべき事も書いてある為、社会人として働いている人には、自分自身を守るためにも読んで損はないと思いました。

また、メンタルクリニックに受診してみたいけど不安がある人には、初期の頃から詳しく書かれている為、どんな準備をして病院を受診するといいかについても書かれており、この本を読んでから受診をしてみると不安が解消されるのではないかと思います。

気軽に手にとって欲しい本

メンタル系の本を読んでみたいけど、本は苦手で漫画なら読めるって人であれば、まずは項目ごとに分かれているこちらの本はとても分かりやすく、手に取りやすいのではないかと思います。

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しまぺん
しまぺん
会社員/ブロガー
うつ病を患いながら、会社員をしています。 趣味は、読書、美術館巡り、邦楽ロックのライブ参戦、アニメを見ること。 なによりも食べることが大好きです。
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