『自立支援医療制度』使ってますか?

自立支援医療制度を利用し始めて1年経ちました。そういう制度があるって事は知っていたのですが、自分が該当するとは思っていなかった為、長い間使用せずに通院していました。
ある日突然、主治医から「自立支援の為の診断書必要ですか?」と聞かれて、使えるんだと知り、そこから手続きをし始めました。もっと早く利用していたら、大分楽だったかもと思い、今回まとめてみる事にしました。
自立支援医療制度とは?
心や体の障害を取り除いたり・軽減する為の医療について、医療費の自己負担を軽減する公費負担医療制度の事です。
収入や所得、障害の状況に応じて、1ヶ月辺りの負担の上限額が決められています。
どんな人が使用できるのか?
- 再生医療→ペースメーカーや人工関節、人工透析、角膜移植など
- 育成医療→障害がある、または医療を行わなければ将来障害を残すと認められる児童が対象
- 精神通院医療→統合失調症、依存症、知的障害、精神疾患を有する方で、通院による精神医療を継続的に要する程度の病状にある方
私はうつ病治療中で、3番目の医療に該当します。
手続きに必要なものは?
ここからは精神通院医療についての方法です
- 自立支援医療費(精神通院医療)支給認定申請書
- 自立支援医療(精神通院医療)用の診断書
- 健康保険証
- 受診者の収入が分かる書類(市町村民税非課税の場合)
- マイナンバーが分かる書類
- 身分確認ができる書類→マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、障害者手帳など
- 通院している病院と薬局の名前や住所が分かる物→診察券や薬局の薬袋など
私が申請した時は、まだ自分がマイナンバーカードを作っていなかったので、色々必要でしたが、マイナンバーカードがあれば1枚で済む事も多く、早く作っておけばよかったと思いました。
更新の時に必要なものは?
有効期限は1年なので、今年始めて更新の手続きをしました。
有効期限が切れる3ヶ月前から手続きが可能です。一度期限を切らしてしまうと、また新規申請が必要になるので注意が必要です。申請から決定まで時間がかかる時もあるので、早めに更新手続きもしておいた方が良いと思います。
必要な物を持参して区役所に行くだけなのですが、慣れない場所に行くので、どこかでやっぱり緊張して帰宅後とても疲れました。1回で済ませられるように、十分に準備をして時間に余裕を持って行くと良いと思います。
- 自立支援医療費(精神通院医療)支給認定申請書
- 健康保険証
- 現在の受給者証
- マイナンバーカードもしくは身元確認書類
変更の申請(届出)が必要な時は?
- 通院している病院や利用している薬局を変える時→変えようと思っている場合は、事前に申請しておくと良いそうです
- 月額自己負担上限額の変更がある時→給料が減ったり、無職になった時など
- 保険証が変わった時→転職した時など
- 居住地が変わった時→引っ越しをした時
- 氏名が変わった時
これらの変更がある時には、期限内であっても変更の申請が必要になります。
どこで申請するの?
各区の保健福祉課の窓口で手続きをします。
実際に窓口に行けない時は、代わりの方に手続きを頼んだり、郵送での書類提出も可能だそうです。
読んでみても、自分が該当するか分からないな?と思ったら、まずは区役所の保健福祉課の窓口で詳しく話を聞いてみたり、主治医に聞いてみてもよいかと思います。