自分の強みって知ってる?「自分を知る練習」を読んでの感想
simapen9 しまぺんブログ
今回紹介する本は『ツレがうつになりまして。』という、作者細川貂々さんのご主人がうつ病を患って、その発症までの症状や、病院に受診し自宅療養する過程の日常について描かれている漫画です。2009年にはTVドラマになり、2011年には映画化された作品。続編の『その後のツレがうつになりまして。』『7年目のツレがうつになりまして。』の全部で3作品。
本を読むのが苦手な方や、うつ病で本が読めないような方、ご家族がうつ病になって、病気のことについて大まかに知りたい方等に向いている作品だと思いました。
メンタルの病院ってどんなところか心配だってりする方には漫画を読んで、特別な所ではないって事を知って気軽に受診してもらえたらと思います。
うつ病になった本人にとっても、今の症状がどういう状態なのかが分かるし、今後はどのように体調が変化していくのかを、前もって知るための材料になります。
ご家族にうつ病の方がいる場合には、病気の事を理解し、どのように本人と接したらいいのかについても分かると思うので、まず初めてうつ病について勉強しようとする方には、とっつきやすい内容になっていました。
私の場合は当事者として、気持ちが分かるなぁ〜と思ったり、そういうことあるあると頷いたり、自分には出ていない症状についても理解したり、今後はどのように付き合っていったらいいか等の心構えとしても読んでました。
TVドラマや映画化された事で、うつ病についての認知度も上がったと思います。今後はこういう作品を通してうつ病患者に対する理解が深まって、偏見が無くなっていけばいいなぁと思いました。