うつ病と診断を受けるまで

私がうつ病と診断を受けるまで、やや時間がかかりました。それまでの道のりについてお話したいと思います。
顎関節症
顎関節症とは、顎が痛くなり、口を開く事ができなくなったり、顎を動かすと変な音がしたりするなどの症状が出る病気の総称で、原因には様々なものがあり、歯の噛み合わせが合っていなかったり、精神的なストレスを抱えていたり、歯ぎしりをしていたりする事がきっかけで発症すると考えられています。(Google検索より抜粋)
子供の頃から歯ぎしりがあり、中学生ぐらいから頭痛、肩こりの症状が出るようなった。
高校生になると顎からカクカクとした音がして、痛みも出るようになり、この頃、歯科でマウスピースを勧められ、夜間装着するようになった。
それでも改善されない為、少し歯を削って噛み合わせの調整。
脳神経外科
念のために脳神経外科にも行って検査をした方がよいと歯科の主治医から言われ受信。
色々検査はしたが、問診も含め、特に異常なしとの事。
検査結果を歯科の先生に伝え、その後も色々やってくれたけれど、改善しない為、口腔外科があって、顎関節症の専門医がいる歯科へ転院する事になった。
頭痛外来
それと同じ時期に、頭痛外来のある心療内科にも受診。
そこで、家庭環境や症状を伝えたところ、ストレスからの食いしばり、その影響で頭痛が出ているという説明を受けた。
鎮痛剤の他に、緊張をほぐす為として、抗精神薬や抗てんかん薬を処方してもらい、その時、主治医からは「あなたはメンタルの病気ではないけれど、緊張を取るためにこういう薬を出します」と説明受けたので、素直に『そっか、メンタル病んでるわけじゃないんだ』とその時は思った。
自分を症状を検索すると、メンタルの病気が色々出てきていたので、もしかしたら……と思っていたりもしたので、違うと言われて、少しほっとした記憶がある。
その後も通院続けて、服薬も継続していたが、頭痛症状はあまり良くならず、不安感やぐっすり眠れない等の症状も出てくるようになり、抗うつ剤が追加された。
それでも、うつ病とは言われていないから、きっと違うはずと思いたかったのかもしれません。
コロナ禍で転院
コロナウイルスが流行し始め、今まで通院していた心療内科の診療時間が変更になり、今の仕事では通院が難しくなってきた。
多少残っていた薬でなんとか過ごしていたのでずが、それも底を尽きてしまい、とにかく薬を出してくれる病院を探さないと。と思い、色んな病院のホームページを検索。
本来であれば、紹介状を書いてもらって転院すべきなのですが、そのための通院も出来ない状態だった為、メンタルの病気ではないと言われたけれど、メンタル系の薬が出ている事を考えると、やはりメンタルクリニック・心療内科の方が良いだろうと考え、かつ通院継続可能な病院という基準で探しました。
新規患者の受付が、たまたま数日後に数人枠空くとホームページに出ていたのが、現在通院している心療内科でした。まずは電話をして、受付の方に事情を説明し、薬も切らしていると伝え、後ほど診てもらえるかどうか、電話で回答を頂く事になりました。数時間後、無事に診てもらえると連絡を頂き、紹介状が無いにもかかわらず、無理なお願いを聞いていただけて本当に助かりました。
ついに、うつ病と診断を受ける
後日、新しい病院へ受診。電話で大まかの事は伝えてありますが、再度主治医と会って今までの病状や家族構成等、色々問診を受けました。
その際に、前の主治医からはメンタルの病気ではないと言われているという事も伝えたのですが、体調が回復しない事や自分の症状をネットで検索したら『うつ病』と出てくる等も話したところ、新しい主治医からは、おそらくメンタルの病気(うつ病)だろうと、やんわり診断を受けました。
多分、ショックを受けないように、確定的な言い方では無く、ふんわりとした言い方だったように覚えています。
そして、今までとは違う薬が処方されました。
頭のどこかでやっぱり『うつ病』なんじゃないと思っていたので、病名がはっきりしたという安堵感と、うつ病になってしまったという不安感が入り混じった、なんとも表現し難い気持ちで帰宅しました。
以上が私がうつ病と診断受けるまでの道のりです。
本当にとても長い時間がかかりました。もっと早く心療内科にかかっていたら、病状は変わっていたのかな?と思ったりもしましたが、その当時の自分がやれる事をやっていたのだから、今そこを悔やんでも仕方無いと思うので、考えないようにしています。