病気のこと

うつ病を招いた短い睡眠時間

simapen9

うつ病を治療していく上で、大切な事は沢山あるが、その一つが睡眠。うつ病になる前の自分の睡眠の状態について振り返ってみました。

学生時代

高校生の頃から、母親の看病が始まりました。

元々、物事を両立出来ない不器用なタイプなので、毎日の授業や勉強だけで精一杯で、部活動やアルバイトは一切しませんでした。学校が終わってからは、家事や買物、役所や銀行の手続き等をこなす感じでした。特に試験前はいつも寝不足で辛かったです。

社会人時代

母親の介護と仕事を両立する為に、どうしても睡眠時間を削ってしまっていました。

職場には母親の介護の事は、あらかじめ伝えており、他の職員に迷惑になってもいけないのでシフトも通常通りに組んでもらい、毎日仕事を終えてから入院先の病院へ面会に行っていました。

個室だった事もあり、仕事の終わる時間帯についても病院側に伝え、面会時間後でも入れていただき、本当に有り難かったです。

面会して、体を拭いたり、トイレの介助をしたり、洗濯物を回収し、洗い終えた物をセット。買ってきて欲しい物や役所の手続き等の頼みたい事を聞いたりして、就寝時間ギリギリまで付き添い、帰宅していました。

帰宅後に夕食を済ませ、洗濯や食器洗い等の家事を済ませてから就寝。こんな毎日で、どうしても就寝時間は夜中になってしまってました。

父親について

我が家は3人家族。誰か手伝ってくれる人はいなかったのか?と思うかもしれませんが、父親は全く使えない人で、頼る事はできませんでした。

父親は自分の事しか考えない人で、助けるとか、思いやるという概念が全くありません。主治医から「あと、3ヶ月と思われます。」と家族2人だけに余命宣告を受けた時、海外旅行へ行こうとした人間です。ありえないと思うかもしれませんが、事実です。

子供の頃から、そんな父親を見ている為、私が母を守らなくては。と思っていました。幼い頃からそれを感じ取っていたらしく、幼稚園の時の短冊に「強くなりたい」と書いていたのが見つかった時は妙に納得しちゃいました。

休日に寝溜め

平日は寝不足な状態が続いている為、休日は遅くまで寝るのが常でした。そして、昼過ぎに病院へ向かうというパターン。今思い返すと、体に悪かったなぁと思います。

常に眠くて、移動中は寝る事が多くて、風邪で体調崩すと必ず長引いていた。でも、その時は母のために必死だったんです。

もっと効率的に家事や勉強・仕事をこなし、睡眠時間を確保しつつ介護していればかなり状況は変わったのだろうと思います。今更過去の事を悔やんでも仕方ないのですが、これらの経験を活かして、今後はこのような事がないように工夫できればと思っています。

ABOUT ME
しまぺん
しまぺん
会社員/ブロガー
うつ病を患いながら、会社員をしています。 趣味は、読書、美術館巡り、邦楽ロックのライブ参戦、アニメを見ること。 なによりも食べることが大好きです。
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